染谷教授 メッセージ
染谷 隆夫 教授 Takao Someya
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研究室では、2003年の発足以来、一貫して有機エレクトロニクスの研究に取り組んできました。有機デバイスはプラスチック上に容易に製造できるので、薄くて軽くて曲げても壊れない、叩いても壊れない、非常に耐久性に優れた新しいデバイスとして期待が高まっています。
現在、我々が力を入れている研究テーマは、有機デバイスのバイオ医療応用です。有機デバイスの柔らかさや有機分子ならではの特異的な機能を生かすことで、生体とエレクトロニクスを調和・融合させ、バイオ有機デバイスともいうべき新しいデバイスの開発を目指しています。特に、世界で最軽量かつ最薄の柔らかい集積回路や発光素子、有機太陽電池の開発に成功しており、これらをウェアラブルエレクトロニクスへの応用を進めています。
研究室では、30名を超えるメンバーが所属しており、そのうちの約3分の1が外国籍で、研究室の打ち合わせもすべて英語での議論になります。博士研究員や客員研究員の専門分野も電子工学、材料工学、バイオ・医療まで多岐にわたっており、実験と議論を重ねながら、日々、新しい領域を開拓するための研究活動を進めています。分野や業態の垣根を越えた、ダイナミックな研究を行う仲間をいつでも歓迎しています。