報道発表資料のページ

超柔軟有機LEDの大気安定動作に成功
~貼るだけで人の肌がディスプレイに ~

資 料
プレスリーリース資料 PDF (410KB)
記者会見ハンドアウト PDF (1.7MB)
写 真
  高解像度 低解像度  
写真3 4.7MB 467KB 顔に貼りつけた、青色のマークのインディケーター。

写真5 242KB 67KB

顔に貼りつけた、青色のマークのインディケーターと2色からのインディケーター。

写真5 2.3MB 214KB

赤、緑の2種類の有機発光素子と有機受光素子を集積化した血中酸素濃度計。指に巻きつけることで、血中酸素濃度や脈拍の測定が可能。

写真3 244KB 77KB 手に貼りつけた7セグメントのディスプレイ。数字やアルファベットを表示することが可能。

写真5 989KB 209KB

顔や手、指に超柔軟な有機光素子を装着した模式図。

写真5 4.7MB 172KB

くしゃくしゃにした有機発光素子。

 

写真3 1.5MB 163KB 青と黄色の2色を用いたインディケーターの単体の画像。駆動電圧を変化させることで、発光輝度を調整することが可能。

写真5 1.5MB 112KB

青と黄色の2色を用いたインディケーターの単体の画像。駆動電圧を変化させることで、発光輝度を調整することが可能。

写真5 1.5MB 113KB

青と黄色の2色を用いたインディケーターの単体の画像。駆動電圧を変化させることで、発光輝度を調整することが可能。

写真5 1MB 118KB

青と黄色の2色を用いたインディケーターの単体の画像。駆動電圧を変化させることで、発光輝度を調整することが可能。

ムービー
写真5 movie1 (31MB)

手に貼りつけた7セグメントディスプレイ。アルファベットと数字を表示 (動画)

写真5 movie2 (6MB)

くしゃくしゃにした有機発光素子の動画。点滅をさせている(動画)

写真5 movie3 (17MB)

伸縮させることができる有機発光素子。動画は実際の実験の10倍速(動画)

内容

JST戦略的創造研究推進事業の一環として、東京大学大学院工学系研究科の染谷 隆夫 教 授と横田 知之 講師らの研究グループは、超柔軟で極薄の有機LEDを作製し、大気中で安定 に動作させることに成功しました。この超柔軟有機LEDは、すべての素子の厚みの合計が3 マイクロメートルしかないため、皮膚のように複雑な形状をした曲面に追従するように貼り付 けることができます。実際に、肌に直接貼りつけたディスプレイやインディケーターを大気中 で安定に動作させることができました。さらに、極薄の高分子フィルム上に有機LEDと有機 光検出器を集積化し、皮膚に直接貼り付けることによって、装着感なく血中酸素濃度や脈拍数 の計測に成功しました。開発の決め手となったのは、水や酸素の透過率の低い保護膜を極薄の 高分子基板上に形成する技術です。本研究で、貼るだけで簡単に運動中の血中酸素濃度や脈拍 数をモニターして、皮膚のディスプレイに表示できるようになった結果、ヘルスケア、医療、 福祉、スポーツ、ファッションなど多方面への応用が期待されます。 本研究成果は、2016年4月15日(米国時間)に米国「Science Advances」誌オンライン 速報版で公開されました。

問い合わせ先

染谷 隆夫(ソメヤ タカオ) 東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 教授
〒113-8656 東京都文京区本郷 7-3-1
Tel:03-5841-0411/6756 Fax:03-5841-6709 E-mail:someya@@ee.t.u-tokyo.ac.jp URL:http://www.ntech.t.u-tokyo.ac.jp/

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