ごあいさつ
東京大学「フレキシブル医療IT研究会」の
ホームページにようこそ!
コロナ対策など感染予防などが大きな課題になった現状を踏まえ、健康・福祉・医療分野においては、遠隔診断なども含めたIT化の進展が強く求められています。また、少子高齢化時代の本格的な到来を迎え、国民の生活の質の向上と医療コストの軽減が急務の課題になっています。「フレキシブル医療IT研究会」は柔らかい電子素材使ったエレクトロニクスのヘルスケア・医療分野の産学連携を通じ新産業創出を目指します。 研究会主査、東京大学教授、執行役・副学長 染谷隆夫
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イベントのご案内
フレキシブル医療IT研究会 第43回研究会
2026年2月9日(月) 14:30~19:30
東京大学本郷弥生地区 工学部新2号館4階 241講義室
参加申し込み 及び プログラムはこちらをクリックイベントのご案内を閉じる
◆主催:一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会
プログラム
14:30~15:15 「臨床現場から始めるバイオデザイン思考の医療機器開発」
多川友作(東京大学大学院工学系研究科 助教)
バイオデザインは、医療ニーズを同定する Identify、解決策を創出する Invent、社会実装する Implement のプロセスを通じて、医療機器を患者に届けるための方法論である。講演者は、臨床現場を起点に1年間バイオデザインを実践し、癒着性小腸閉塞の治療に大きな社会的課題が存在することを同定した。本講演では、工学者の立場から、医療ニーズに基づく研究開発および社会実装において重要となる要点を述べる。
15:15~16:15 「 AI時代の身体知能と医療ロボティクス:連続性・分散性・自律性が拓く次世代医療用知能機」
飯田史也(東京大学大学院工学系研究科 教授)
AI技術の急速な進化は、医療ロボティクスの設計思想を根本から変えつつある。本講演では、身体知能(Embodied Intelligence)という概念を中心に据え、ソフトロボティクス、精密医療ロボット工学、そして汎用自律分散ロボットの最新動向を俯瞰する。これらの技術は、医療現場における安全性、適応性、そして精密性をどのように両立させるのかという課題に直結している。特に「身体の連続性・分散性・自律性」という設計原理を取り入れ、生体が生来的に持つ柔軟な適応能力をロボットに取り込むための鍵であり、AIとロボットが「身体性」を獲得するための基盤となる。しかし、ここには大きなトレードオフが存在し、汎用自律性と精密正確性の両立が困難であるという問題である。多様な環境に適応するための柔軟性を高めると、精密な制御が難しくなる。一方で、精度を極限まで追求すると、環境変動への耐性が低下し、汎用性が損なわれる。この課題に対して、本講演ではいくつかの解決アプローチを提示する。例えば、階層的な制御アーキテクチャによる「認知層」と「身体層」の連携、材料や構造に知能を埋め込む「フィジカルインテリジェンス」の活用、材料レベルでの環境情報化、さらにAIと物理モデルを統合した文脈推論制御学習などである。これらの戦略は、医療ロボティクスにおいて精密性と汎用性の動的なバランスを実現するための鍵となる。最後に、こうした技術がもたらす未来像を展望する。人間とロボットが協働し、医療の質を飛躍的に高めるためには、AI時代における医療ロボティクスの新しい設計原理と、その社会的インパクトについて理解を深める必要がある。
16:15~16:30 休憩
16:30~17:30 「人生100年時代の口腔管理とは?ー口腔衛生管理と口腔機能管理ー 」
松尾浩一郎(東京科学大学大学院 地域・福祉 口腔機能管理学分野 教授)
食べることは生命維持機能の一つだけでなく,根源的な喜びでもあり,人生の中で最後まで残る楽しみでもあります。高齢期まで口からおいしく食べられるためには,口腔“衛生”と口腔“機能”との両側面からのオーラルマネジメントが欠かせません。本講演では,全身感染症予防のための口腔衛生管理とフレイル予防のための口腔機能管理についてご紹介したいと思います。
17:30~18:00 「仮題:フレキシブルエレクトロニクスの展望」
上山弘起(太洋テクロレックス株式会社)
フレキシブルエレクトロニクスの応用分野や社会実装の課題、太洋テクノレックス様の技術の紹介などをして頂く予定です。
18:00~18:20 ポスター展示企業からのショートプレゼンテーション
18:20~19:30 ポスター展示および懇親会
ポスター展示予定企業(1月9日現在)
・ソルベンタム合同会社(旧スリーエムヘルスケア)
・イサナドットネット株式会社
・染谷研究室
開催日程
2026年2月9日(月) 14:30~19:30
開催方式
会場およびZOOM Webinarを用いたハイブリッド開催
参加資格
研究会会員で、第28回研究会に参加登録をされた方
※3名以上の参加を希望される法人会員の方は、お手数ですが複数回お申込み下さい。
参加費
無料
参加ご希望の方は、下記からお申し込みください。
入会のメリット
1. 最先端の
フレキシブル医療IT情報を
提供します
第一線で活躍されている大学教授、医師、医療IT事業を行っている企業の方などを毎回、3~4名講師としてお招きし、年3回の研究会をしています。また、主催者である東京大学工学系研究科染谷研室のフレキシブルデバイス開発についての最新成果についてもご紹介しております。関連分野の最先端の情報を得ることができます。
2. 企業間の
コラボレーションが
実現できます
80社を超える法人会員が参加されています。研究会と同時開催される会員企業からのポスター展示、フレキシブル医療ITビジネスに関するオンラインのWG活動などを通じて企業間のコラボレーションが実現できます。
フレキシブル医療IT研究会 会員募集中
研究会の会員の申し込みはオンラインから受け付けています。