◆主催:一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会
14:30~15:30 「高齢者のQOLを支える未病対策」
新藤幹雄(株式会社ウェルフォート 技術部長)
高齢者の健康寿命延伸は、医療・介護費抑制だけでなく、社会保障の持続、個人のQOL・社会全体の活力向上に貢献する重要な意義をもちます。我々ウェルフォートは、「未病」への積極的なアプローチを通じ、健康寿命延伸・QOL向上へ挑戦しています。本日はその一端をご紹介します。
15:40~16:40 「多様な材料を用いた界面を利用した分子センサ」
田中貴久(慶応義塾大学理工学部電気情報工学科 特定客員准教授)
近年、ヘルスケアアプリケーションの創出に向けて様々なバイオマーカーを検出するためのセンサの開発が盛んである。本講演では、バイオマーカー検出に際して要求される高感度・高選択的検出や低消費電力動作といった課題に対して、イオン液体・原子層材料などのフレキシブル化も可能な材料固有の特性を活かしたセンサに関する技術を紹介する。
16:50~17:20 「高耐久性の皮膚貼り付け型超柔軟センサの開発」
李成薫(理化学研究所 研究員、東京大学大学院工学系研究科 特定客員准教授)
皮膚からの生体情報を正確に計測するには、皮膚の機械特性への影響を抑えつつ、摩擦など外的要因を受けにくいセンサが求められる。本研究では、厚さ約5µmと極めて薄く、皮膚よりも低い伸長剛性と高い耐摩耗性を併せ持つ超柔軟なナノメッシュひずみセンサを開発した。開発したセンサは、160kPaを超える垂直加圧下での摩擦にも高い耐久性を示し、温度や湿度の変化といった環境下でも安定して動作する。さらに、ピッチング動作中に指先がボールと接触するような力学的に過酷な条件下においても、皮膚の変形を正確に計測できることを実証した。
17:20~17:30「ポスター展示企業からのショートプレゼンテーション 」
・ソルベンタム合同会社
17:40~18:00「時事雑感:研究会主査からのインフォーマルトーク」
染谷 隆夫(研究会主査、東京大学工学系研究科 教授)
18:00~19:30 「法人会員からのポスター展示、懇親会 」
・ソルベンタム(旧スリーエムヘルスケア):ISO10993 に基づく生物学的安全性を検証したテープをご提案します
・ウェルフォート:ウェルテクトとは? 早期発見・早期予防で創る健康経営
・染谷研究室:Ultrasoft and skin-attachable nanomesh strain sensor with high mechanical durability against friction
開催日程
2025年6月11日(水) 14:30~
東京大学 小柴ホール
参加資格
第41回研究会に参加登録された方
参加費
無料