第38回研究会「3軸方向の圧力を検知可能な光学式フレキシブル 圧力センサシートの開発」、「有機半導体極薄結晶を用いたフィルム状センサーデバイス」、「オンライン医療とデジタルセラピューティクスの可能性」の3件の講演とポスターセッション

◆主催:一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

15:35~16:00 「3軸方向の圧力を検知可能な光学式フレキシブル 圧力センサシートの開発」

横田 知之 (東京大学大学院工学系研究科 准教授)

垂直方向の圧力とせん断応力の分布を同時に検知可能な光学式フレキシブル圧力センサシートの開発に成功しました。この圧力センサシートは、フレキシブル面光源、フレキシブル感圧ゴムシート、フレキシブルイメージャーの3層から構成されており、圧力が加わることによる光強度分布の変化を計測することで、垂直方向の圧力とせん断応力の分布を計測することができます。今後、ヘルスケアやロボットの電子皮膚への応用などが期待されます。

16:00~17:00 「有機半導体極薄結晶を用いたフィルム状センサーデバイス」

竹谷 純一 (東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)

皮膚の千分の1程度の厚さの有機半導体結晶を用いた高性能の歪・振動センサー、集積回路、無線送信回路及び、それらを用いたフィルム状のセンサーデバイスについて、紹介する。動力機械の劣化診断などの産業用途に加え、血管上の皮膚の歪を精密測定するセンサーなど、医療用途に利用できるフィルムデバイスに関する検討についても紹介する。

17:00~18:00 「オンライン医療とデジタルセラピューティクスの可能性 」

原 聖吾 (MICIN株式会社 代表取締役CEO 医師)

オンライン診療は日本において2015年に実質解禁されたが、コロナ禍で大きく普及が進み、診療報酬改定により今後より一層の活用が期待されている。さらに昨今、国内外でデジタルセラピューティクスが上市されつつあり、ソフトウェアが治療選択肢の仲間入りをし始めている。オンライン医療とデジタルセラピューティクスの事業を手掛ける当社の事例と、その可能性・課題について紹介する。

18:00~19:30 「法人会員からのポスター展示、懇親会 」

・積水化成品工業株式会社:機能性ゲル
・メクテック株式会社(旧日本メクトロン):伸縮FPC
・NOK株式会社:ファブリック電極
・ソルベンタム(旧スリーエムジャパン):ウエアラブルデバイス固定粘着シート
・三菱化学株式会社:放射線直接変換材料

開催日程

2024年7月16日(火) 15:30~

東京大学弥生講堂一条ホール

参加資格

第38回研究会に参加登録された方

参加費

無料