第18回研究会:健康長寿を支える医療の取り組み、ヒトiPS心筋細胞シートの心電位測定など2件の講演と3つの分科会を開催。

主催

一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

開催日時

平成31年3月3日(火) 13:00-17:30 (12:30受付開始)

会場

東京大学 本郷キャンパス 工学部新2号館 4階 電気系講義室241
〒113-8657 東京都文京区本郷7-3-1
◆東京メトロ 東大前駅(南北線) 徒歩5分
◆東京メトロ 根津駅(千代田線) 徒歩10分

参加資格

研究会会員で、第18回研究会参加登録をされた方

*法人会員登録1件につき2名までの参加登録が可能です
*受付期間は2019年1月7日からを予定しております

参加費

無料

プログラム

PROGRAM
13:00~13:10 開会の挨拶
〈特別講演〉

13:10~14:10 山内 敏正(東京大学大学院医学系研究科 代謝・栄養病態学 教授)

超・超高齢社会における健康長寿実現への挑戦

【略歴】
1992年東京大学医学部卒業。東大病院、厚生年金病院での研修を経て、1998年医学博士・日本学術振興会特別研究員などを経て、2003年より東大病院 糖尿病・代謝内科 文部科学教官助手。 2004年東大病院 22世紀医療センター 統合的分子代謝疾患科学講座 特任准教授、2008年順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンター客員教授兼任。2010年12月より、東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科 講師。2014年 4月より、東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科 准教授。2018年7月より、東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科 教授、現在に至る。

14:10~14:40 染谷 隆夫(東京大学大学院工学系研究科)

「超柔軟ナノメッシュセンサーで、拍動するヒトiPS心筋細胞シートの表面電位を計測」

我々が最近開発に成功した細胞と同じくらい柔らかいナノメッシュを電極としたセンサーについて報告します。このセンサーをヒトiPS細胞由来心筋細胞シート(以下、心筋シート)に直に接触させても、細胞シートはセンサーによってダイナミックな拍動が阻害されませんでした。拍動を継続した状態で、表面電位(用語2)の分布を96時間に渡って安定に計測しました。ナノメッシュセンサーは高い液透過性を示すため、センサーが拍動する心筋シートに直接接触した状態で薬を投与し、投薬前後における表面電位の変化を定量的に計測することができます。将来、心筋シートの創薬や再生医療への応用が期待されます。
 

15:00~17:15 分科会

今回、新たな試みとして、会員同士の交流を図って頂く目的で3つの分科会セッションを企画しております。9つの会員企業の皆様から以下の興味深い話題提供を行って頂く予定です。

分科会1:実用化が加速する健康福祉の製品開発

①健康寿命を延ばすための取組み
②医療機器製品化への開発事例
③福祉用具開発と睡眠研究

分科会2:フレキシブルエレクトロニクスのコア技術

①フレキシブルエレクトロニクスの紹介
②フレキシブル固体電池
③フレキシブルデバイスへの低温接合技術

分科会3:ブレークスルーを起こす新しい材料・デバイスと評価技術

①ストレッチャブル材料と用途について
②有機光センサーと有機発光ダイオードの紹介
③ヘルスケア機器、医療機器開発のための感性評価