第17回研究会:創立5周年記念講演会。AI、iPS細胞の医療とヘルスケア応用に関する4件の講演。

主催

一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

開催日時

平成30年11月12日(月) (13:00-17:20) (12:30受付開始)
*記念講演会終了後に立食形式の名刺交換会を開催いたします。

会場

東京大学 弥生講堂 一条ホール
113-8657 東京都文京区弥生1丁目1−1
◆東京メトロ 東大前駅(南北線) 徒歩1分
◆東京メトロ 根津駅(千代田線) 徒歩8分

参加資格

研究会会員で、第17回研究会参加登録をされた方。

*法人会員登録1件につき2名までの参加登録が可能です。

参加費

無料

プログラム

PROGRAM
13:00~13:10 開会の挨拶

大久保 達也(東京大学大学院工学系研究科長・総合研究奨励会代表理事)

13:10~13:55
染谷 隆夫(東京大学大学院工学系研究科 教授)

実用化フェーズを迎えるフレキシブル医療IT

13:55~14:25 木村 陽祐(パラマウントベッド株式会社 取締役)

医療・介護・健康を支える環境づくりのためのセンサとAIへの期待

スマートフォンの普及、人工知能の開発など生活環境の変化は著しく、これまでの不可能が可能になる環境整備が進んでいます。一方、急速な高齢社会への移行と人口減少により、社会は数多くの課題に直面しています。弊社も情報を集約・統合し最適なケアを実現するスマートベッドシステムを提案しておりますが、染谷先生らの研究成果で、更に深刻化する人手不足問題の解決や,より良い看護、介護環境を提供することを目指しています。

14:25~15:15
鄭 雄一
(東京大学大学院工学系・医学系研究科 教授)
(東京大学 センター・オブ・イノベーション(COI) 研究リーダー・副機構長)

東京大学センター・オブ・イノベーション(COI)における産学協創の取り組み

少子高齢化により今後50年間、高齢者人口はほぼ同じのまま、総人口は3分の2近くまで減少する。あるべき将来を考えたとき「自分の健康は自分で守る」というマインドセットの一大転換をする必要がある。センター・オブ・イノベーションではこのようなコンセプトのもとに研究開発を行い、特に、最先端の医工学による日帰り治療、ICTを駆使した重症化予防、ビッグデータに基づく健康リスク予測と行動変容促進、に取り組んでいる。

15:15~15:30 休憩

15:30~16:20
清水 達也(東京女子医科大学先端生命医科学研究所 所長・教授)

細胞シート工学の現状と展望 ~フレキシブルエレクトロニクスとの技術融合~

ティッシュエンジニアリング技術の進歩により、細胞から作製した組織が創薬モデルや再生医療における移植組織として用いられている。心筋や骨格筋など収縮弛緩する機能的な組織の評価にはフレキシブルなセンサーが必要となっている。本講演では細胞シート工学と呼ばれるティッシュエンジニアリング技術の現状と展望を紹介するとともにフレキシブルな電子材料との融合技術の可能性を議論したい。

〈特別講演〉

16:20~17:20
松尾 豊 (東京大学大学院工学系研究科 特任准教授)

人工知能の動向と医療における可能性

本講演では、人工知能の最新動向、特にディープラーニングを取り巻く状況について述べる。人工知能の歴史を紐解きながら、ディープラーニングのもつ意義を解説し、今後の研究の進展について概観する。特に医療分野を対象に、こういった人工知能の変化が、今後、どのように影響を与えるのかを解説する。