第28回研究会:「遠隔見守りを目指したフレキシブルセンサシートの開発」 、「世界最軽量・最薄の皮膚貼り付け電極で、1週間の心電計測に成功 ~高耐久性のナノシートで皮膚への負担を低減~ 」の2件の講演

◆主催:一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

プログラム

PROGRAM
13:00~13:05 開会のあいさつ

染谷 隆夫  (研究会主査、東京大学大学院工学系研究科 教授)

13:05~14:05 「遠隔見守りを目指したフレキシブルセンサシートの開発」

竹井邦晴(大阪府立大学 大学院工学研究科電子・数物系専攻 教授)

新型感染症によるパンデミックや高齢化社会により、在宅での健康管理への要望が大きくなりつつある。これには無意識のうちにバイタルを常時計測し、その変化を瞬時に察知することが重要である。そこで我々は次世代の遠隔見守り・健康管理を目指し、多機能フレキシブルセンサシートの開発を行ってきた。本発表では、特にバイタルや状態を常時管理する無線機能搭載のフレキシブルセンサシートについて議論する。

14:05~14:35 「世界最軽量・最薄の皮膚貼り付け電極で、1週間の心電計測に成功 ~高耐久性のナノシートで皮膚への負担を低減~ 」

横田知之 (東京大学大学院工学研究科 准教授)

世界最薄・最軽量の皮膚貼り付け電極によって、高精度に心電図を1週間計測することに成功しました。この皮膚貼り付け電極は、超薄型でありながら、高耐久性と高粘着性、通気性を兼ね備える伸縮性ナノシートの上に作製されます。ナノシートは、糊や粘着性ゲルなどの粘着剤を用いずに皮膚に貼り付けることができるため、装着した際の皮膚への負荷を格段に低減できる。日常生活の自然な活動における健康状態を長期間計測することができるようになり、今後、医療・ヘルスケア分野において、病気や体調不良を早期発見するためのウェアラブルデバイスとして応用が期待されます。

開催日程

2021年10月7日(木) 13:00~

会場

ZOOM Webinarによるオンライン研究会

参加資格

研究会会員で、第28回研究会に参加登録をされた方

参加費

無料