第13回研究会:伸縮性センサの最新動向、スポーツ障害治療、健康ソリューションビジネスなど4件の講演。

主催

一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

開催日時

平成29年9月12日 (13:30-17:10) (12:45受付開始)

会場

東京大学 弥生講堂 一条ホール
113-8657 東京都文京区弥生1丁目1−1
東京メトロ 東大前駅(南北線) 徒歩1分、東京メトロ 根津駅(千代田線) 徒歩8分

参加資格

研究会会員で、第13回研究会参加登録をされた方。

(法人会員登録1件につき2名までの参加登録が可能です。受付期間は2017年8月1日からを予定しております。)

参加費

無料
講演会終了後、名刺交換会(17時10分~18時40分)を開催いたします。名刺交換会の参加費も無料です。

プログラム

PROGRAM
13:30~14:20 伸縮性センサーの最新動向と開発者キット配布計画

染谷隆夫(東京大学大学院工学系研究科)

本講演では、伸縮性センサーの最近の技術動向と今後の展望を述べる。特に、ウェアラブルセンサーと皮膚貼り付けセンサーについて、最新の研究成果を紹介する。まず、印刷できる伸縮性の配線で、元の長さの5倍の長さに伸ばしても世界最高の導電率(935 S/cm)を達成することによって、圧力や温度のセンサーがテキスタイルの上に簡単に形成できるようになった。また、皮膚貼り付けセンサーについては、皮膚炎症を低減するための試みを紹介し、長期間連続生体計測の可能性を述べる。また、これらの応用を探索するため、FMIT研究会において開発者キットを配布する実施計画について説明する。

14:20~15:10 整形外科におけるスポーツ傷害治療の現況

土屋明弘(船橋整形外科病院)

整形外科医にとってスポーツ外傷は切っても切れないものである。スポーツ整形の発展に寄与したのが関節鏡です。これは日本の発明品で1959年に実用関節鏡が世界で初めて日本で発売されました。関節鏡で低侵襲の手術が可能となり、世界中でスポーツ復帰に欠かせないものになっています。またスポーツ障害に利用されつつある体外衝撃波療法と、世界展開を目指している自家培養軟骨移植についてお話しします。

15:10~15:30 休憩
15:30~16:20 健康ソリューション・ビジネスの現状と課題

西川昌人(ヘルスケア・コミッティー株式会社)

HCC㈱では、保険者から270万人の健診データを預かり、個別にカスタマイズした健康づくりサービス「QUPiO」を冊子とWEBで提供し、わかりやすく気づきを与え、自分事化⇒行動変容⇒健康へ導くことを目指している。しかし、現役世代のうち圧倒的マジョリティは「健康無関心層」であり、WEBサービス利用者は270万人中わずかに過ぎない。では、何が彼らを動かすきっかけになるか? 一方、今や予防・健康づくりは企業ののパフォーマンスに関わる重要な経営課題となっている。

16:20~17:10 「ひと」をはかる

新藤幹雄(株式会社タニタ)

タニタは、生体電気インピーダンス法(Bioelectrical Impedance Analysis:BIA)を用いて「ひと」のからだの細部まで計測することを生業としてきた。また、ダイエットを目的にした食事指導や運動の可視化・実施方法にも取り組んできた。本稿では「ひと」のからだに潜む計測上の留意点や今後の計測対象について論じる事とする。特に最近では「ひと」のからだに潜む部位毎の相関関係が注目されている。生活習慣病にも直結するこれらの課題に向けて弊社の取組みに期待頂きたい。

17:10~18:40 名刺交換会

 飲み物、軽食をご用意しております。

申込方法

  1. 参加には事前登録が必要です。
  2. 第13回研究会へのご参加には、「フレキシブル医療IT研究会」への会員資格が必要となっております。下記「会員募集」より会員申込(法人および個人)を行ってください。ご登録1件あたり2名の研究会ご参加が可能です。