第6回研究会:フレキシブルデバイスへのエネルギー供給、細胞治療の法規制、大面積圧力センサなど4件の講演。

主催

一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

共催

ERATO 染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクト

開催日時

平成27年7月6日13:10-17:00(12:15受付開始)

会場

東京大学 東京大学 本郷キャンパス 小柴ホール

参加資格

研究会会員で、第6回研究会参加登録をされた方。

(法人会員登録1件につき2名までの参加登録が可能です。6月10日に受付開始予定です。)

参加費

無料

プログラム

PROGRAM

高宮 真(東京大学 大規模集積システム設計教育研究センター)

フレキシブルヘルスケアデバイス向けのエネルギー供給技術

フレキシブルヘルスケアデバイスには「身につけても煩わしくない小型・フレキシブルさ」と「毎日充電のよう な保守不要性」が求められているが、実用上の課題の一つがエネルギー供給である。そこで、本講演では「おむつ用ワイヤレス尿漏れ検出センサシート」「踏んで発電する靴の中敷き型万歩計」「音で発熱を知らせる腕章型発熱アラーム」などの開発事例を題材として、フレキシブルヘルスケアデバイス向けの無線給電・エネルギーハーベスティング技術の最新動向を紹介する。

杉本 晃(株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)

製造販売承認を受けた細胞治療の現状と法規制について

京都大学の山中先生のiPS細胞の発見と2012年ノーベル医学・生理学賞の受賞で、これまで以上に関心が高まった再生医療ですが、海外では多くの再生医療製品が国の承認を受けているのに対して、我が国では製造販売承認を受けているのは2品目だけです。今回はこれらの再生医療製品がどのように開発され医療現場で使用されているかのご紹介と、最近大改正が行われた再生医療製品に関する法規制の現状についてお話しさせていただきます。

坂田 一郎(東京大学工学系研究科/東京大学政策ビジョン研究センター)

情報工学を用いた技術の潮流の把握や萌芽の予測

今日、学術や産業技術に関する情報が爆発的に増加し、また細分化が進んだことに伴い、T-Plan法等の従来型の手法だけでイノベーションのマネジメントを行うことは困難となっており、有用な知識の「埋没現象」が生じている。そこで、ネットワーク分析や機械学習等の技法を用いて、潮流の把握、萌芽技術の予測、関連性の高い社会課題と技術シーズの特定等を行うシステムを開発した。超高齢化社会とロボット等の事例を含めて紹介する。

前田 博己(大日本印刷株式会社)

大面積圧力センサの開発