第7回研究会:導電性が高い伸縮性導体の開発、圧電ファブリック、スマートセンシングウエアなど5件の講演。

主催

一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

共催

ERATO 染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクト

開催日時

平成27年11月9日(13:00-17:00 (12:15受付開始)
17:00-18:30  名刺交換会(飲み物、軽 食を用意しております)

会場

東京大学 本郷キャンパス 弥生講堂 一条ホール
113-8657 東京都文京区弥生1丁目1−1
東京メトロ 東大前駅(南北線) 徒歩1分、東京メトロ 根津駅(千代田線) 徒歩8分

参加資格

研究会会員で、第7回研究会参加登録をされた方。

(法人会員登録1件につき2名までの参加登録が可能です。受付期間は10月13日-11月5日です。)

参加費

無料

プログラム

PROGRAM

酒井 真理(東京大学大学院 工学系研究科)

布地にプリントできる世界最高導電率の伸縮性導体

微細な伸縮性導体のパターンを布地に作製できる新しい導電性インクを開発した。この伸縮性導体は、元の長さの3倍以上伸張させても高い導電性を維持する。この伸縮性導体インクを用いると、簡単に装着できるテキスタイル型ウェアラブル電子デバイスを作成できる。例えば、体に密着する衣服の裏に電極を、表に電極と接続する配線をプリントするだけで筋電センサーを作製できる。テキスタイル型の生体情報センサーをプリントするだけで簡単に作製できるようになり、スポーツ、ヘルスケア、医療におけるさまざまな応用が期待される。

石原 健一(帝人株式会社 新事業推進本部 環境エネルギー・先端素材事業推進班)

帝人ポリ乳酸BIOFRONT ® と圧電ファブリックのご紹介

ポリ乳酸は、植物由来の素材として注目を集めてきた。しかし、汎用樹脂と比較すると高価格、性能が劣る、環境面のアピールが長続きしない課題があり、需要量が増加していない。
そこで、帝人では、ポリ乳酸の特異な機能を生かした製品開発を行い、一つとして、ポリ乳酸の圧電性を生かした圧電ファブリックの概要と今後の展開案を説明する。
また、帝人独自素材であるステレオコンプレックスポリ乳酸、環状カルボジイミドも紹介する。

石丸 園子(東洋紡株式会社 総合研究所 コーポレート研究所 快適性工学センター)

着心地を考慮したスマートセンシングウェア™

生体情報計測ウエアに適した機能性素材「COCOMI(心美)™」について紹介します。「COCOMI(心美)™」は、当社独自の導電材料を使ったフィルム状の機能性素材です。生体情報計測ウエアのセンサー用電極・配線材として用いることで、自然な着心地と精度の高い情報収集を実現します。本技術の一部は、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)拠点」事業の「運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点」に参画し開発したものです。

朽名 夏麿(エルピクセル株式会社 研究開発本部)

バイオ画像解析のための人工知能技術の応用と展開

可視化技術や撮像法の発達にともない、バイオ画像の多様化と大規模化が進んでいる。 しかしバイオ画像の特色とも言える多様性と多目的性ゆえ、解析を多方面からサポートするソフトウェア環境の普及活用は未だ不十分である。 多量のバイオ画像群に対して適応的・自動的な分類を実現するために人工知能技術を活用したアプローチとして発表者が取り組んでいる能動学習による分類手法を中心に紹介する。

本田 卓(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)

フレキシブル医療IT WG報告(第一次調査結果)

講演会終了後、名刺交換会(17時00分~18時30分)を開催いたします。名刺交換会の参加費は無料です。

申込方法

  1. 参加には事前登録が必要です。
  2. 第7回研究会へのご参加には、「フレキシブル医療IT研究会」への会員資格が必要となっております。下記「会員募集」より会員申込(法人および個人)を行ってください。ご登録1件あたり2名の研究会ご参加が可能です。