第25回研究会:有機電気化学トランジスタを用いた細胞活動電位の計測 電磁波シールド配線を用いたテキスタイル型センサによる運動時における筋電図計測、フィルム形状リチウムイオン電池のご紹介 の3件の講演

◆主催:一般財団法人 総合研究奨励会 フレキシブル医療IT研究会

プログラム

PROGRAM
13:30~13:35 開会のあいさつ

染谷 隆夫  (研究会主査、東京大学大学院工学系研究科 教授)

13:35~14:35 「有機電気化学トランジスタを用いた細胞活動電位の計測」

神保 泰俊(東京大学大学院工学系研究科 染谷研究室 博士課程3年 )

細胞電位のモニタリングデバイスは、薬効試験からニューラルインターフェースまで、幅広い応用が模索されています。現在主流の多点電極アレイ(培養皿にセンサを並べたもの)を用いた手法は、簡便な反面、細胞外からの間接的計測となり、微弱な信号しか得られない欠点があります。本研究では、極めて低インピーダンスな材料を用いた有機電気化学トランジスタによって、より大きな信号を多点計測することに成功しました。

14:35~15:05 「電磁波シールド配線を用いたテキスタイル型センサによる運動時における筋電図計測」

高野 幹太(東京大学大学院工学系研究科 染谷研究室 修士課程2年)

近年、運動中の筋電図を計測することは、運動科学やリハビリテーション分野で応用が期待されています。本研究では、テキスタイルの中に導電糸を編み込んだウェアラブルデバイスを開発しました。開発した筋電図計は、導電性インクとポリウレタンにより電磁波シールド配線を構築し運動中の接触によるノイズを低減、さらには、ジャンプ時に下半身8点で筋電図を同時計測できることを確認しました。

15:05~15:30 「フィルム形状リチウムイオン電池のご紹介」

東 昇(倉敷紡績株式会社 技術研究所)

リチウムイオン電池の電解質を固体化することにより、電池を厚さ0.15mmでフィルム内に封入したフィルム電池の開発状況についてご紹介頂きます。
https://techmesse.com/tech/795

開催日程

2021年3月22日(月) 13:30~

会場

ZOOM Webinarによるオンライン研究会

参加資格

研究会会員で、第25回研究会に参加登録をされた方

参加費

無料